第2回中津もの忘れフォーラム
第2回中津もの忘れフォーラムがありました。
H24.6.19 18:45~ 中津市認知症ネットワーク研究会の主催で
第2回中津もの忘れフォーラムがありました。
今回は「リバスタッチパッチの使用経験」ということで
報告があり、その後、大分大学の先生にお見えいただき
「レビー小体型認知症とBPSD」についてお話をお聞きしました。
今までに認知症の中でレビー小体型に特化した形での
講義をお聞きすることなく、初めて体系的に
お話をお聞きして大変勉強になりました。
レビー小体型認知症では
①ボーっとして会話が通じないとそうでない時がある
(1日ごとだったり、1ヵ月ごとだったり)
②具体的で詳細な幻視がある
③パーキンソンの症状(小刻み歩行など)
があり、2つ以上満たせばレビー小体型認知症を強く疑っていいようでした。
<幻視>
小動物や人などが見えて、対象からの発言がない
視覚情報が少ないときにおこる(暗がりなど)
反復性があり、そのことについて本人や家族が説明できる
<レム睡眠>
寝言が多いかどうか、体動がはげしいかどうかを確認
※ありとあらゆる精神症状がでる。
実体意識性の錯誤、替え玉妄想、同居人妄想、
身内が生きている、重複記憶障害、物体誤認など
軽度認知症(MCI)での早期発見が重要
寝言、幻視、うつと認知症、難治世のうつ、抗精神薬の過敏性があれば
主治医などに相談されてみてはいかがでしょうか?
ほかに、認知症の方への対応で気になるものを先生が上げられました。
①車の運転に関して事故の発生率は2.5倍~4.7倍といわれているそうです。
なかなか、認知症の方に車の免許証の返納は難しいかもしれません。
その際に、主治医から返納するようにいってもらうのもいいかもしれませんね。
②火の扱いにはヘルパーの利用や配食サービスを利用するのも考えられます。
③成年後見制度
以上が講義のダイジェストのさらにダイジェストです。
私たちもいろいろな機会を捉えて勉強していき、
市民の皆様の相談に対し、専門の機関につなぐことが
できるようにしていきたいと思います。